ルーツを辿る旅~前編~ルーツ調査は父方?母方?調査手順とその先

ども なかちゃんです

みなさんは、自分の【ルーツ】について考えたことはありますか?

両親のもとに自分が生まれて、その両親にも両親がいて、そのまた両親にも…と遡ると、どこまで行き着くのでしょう?

たとえ孤児として育った人にも必ず両親がいるわけで、決して “ぽっと出” で生まれてきたわけじゃないですよね

少し前に『ルーツを辿る旅』をしてきましたが、そもそもルーツ調査は【父方】なんでしょうか?それとも【母方】なのでしょうか?

今回はルーツ調査の調査方法と、その先はどうすればいいのかということを<前編>としてお届けします

そして『なかちゃんの体験談』を次回<後編>としてご紹介しますので、興味を持たれた方はぜひ参考にしてみてください

家族親戚と顔を合わせる機会が多いこの時期に、『家族のルーツ』について語り合ってみてはいかがでしょう?

ルーツを辿る旅

ルーツ『根源、祖先、始祖』などと言われます

ルーツ調査をするのは、ほとんどが『相続』の手続きをする時ではないでしょうか

それ以外の方は、興味を持ったり、自分とは何者なのか?ということを知りたくなった人だと思います

実務か興味かといったとこですね

『ルーツを辿る旅』をするためには、まず、自分はどこで誰のもとに生まれたのか、そして産んでくれた両親はどこで誰のもとに生まれたのか…という具合に一歩ずつ遡っていく必要があって、旅は『その先』でやっと実行できます

やるかやらないかは、やはり実務か興味かといったとこですね

ルーツ調査は父方?母方?

親が亡くなって遺産に関わる相続手続きをしなければならない時、一般的には【父方】の祖父、曽祖父…と調べていくと思いますが、『生物』としてのルーツを辿る時は違うようです

わたしたちの身体を作り上げている細胞の中には『ミトコンドリア』という小さな器官がありますが、この数は膨大で、ひとつの細胞内に数百個から数千個、ヒトの身体全体だと数千兆、数京以上にもなります

人の重要な情報源『DNA』は主に染色体の中にありますが、ミトコンドリアの中にも『ミトコンドリアDNA』というものがあります

このミトコンドリアDNAは【女性】からしか継承されず、残念ながら【男性】は残すことができないそうです

ミトコンドリアは女性からしか伝わらないため、男性は自分のミトコンドリアDNAを後世に残すことができない。また、女性は自分が産んだすべての子にミトコンドリアDNAを伝えるが、その子らがすべて男性だった場合、彼女のミトコンドリアDNAは孫に受け継がれずに途切れる。もし子に女性がいても、娘が産んだ孫に女性がいなければ、やはりその家系のミトコンドリアDNAは廃れる。つまりある個人のミトコンドリアDNAが子孫に伝わるためには、その間のすべての世代に少なくとも1人は女性が産まれなければならない。

Wikipedia『ミトコンドリアEve』より

このことからも、生物としての自分のルーツ調査をするときは【母方】を辿るのが本筋となるようです

やはり、女性が継承されていくことは、生物学的に見ても大切なことなんですね

調査手順

では、ルーツ調査の手順と方法、その先どのようにすれば良いかということについて、順を追ってご説明します

1.自分の戸籍謄本を入手する

まずは自分の戸籍謄本を入手します

マルチコピー機で印刷

マイナンバーカードを持っていて、コンビニのマルチコピー機の行政サービスを使える地域であれば簡単で便利です

やり方はこちら(RICOHのホームページ/解説動画あり)を参考にしてみてください

窓口で受け取る

戸籍のある市区町村の窓口で直接受け取る場合は、『本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)』を持参しましょう

戸籍謄本等請求書に記載し、手数料を支払えばすぐに入手することができます

郵送で送ってもらう

戸籍のある市区町村が遠方で、マルチコピー機からも入手できない場合は、郵送してもらうことができます

戸籍のある市区町村のホームページには、郵送で送ってもらう際の手順や必要となる書類など丁寧に説明されているので、それに従って準備します

①戸籍謄抄本等郵送請求書

『戸籍謄抄本等郵送請求書』を印刷して、必要事項に記入します

参考までに、札幌市の見本はこちら ↓

札幌市ホームページより引用
②定額小為替

手数料の支払いには、現金ではなく郵便局で購入できる『定額小為替』を使用します

必要な金額分をピッタリ購入してもいいですが、このあと母親、祖母、曾祖母…と同じ手順が続くので、なかちゃんは多めに購入しました

なかちゃん
なかちゃん

過不足はあとから調整可能

③本人確認書類のコピー

マイナンバーカードや運転免許証など『本人確認書類』をコピーします

これがないと発行してもらえませんので…

④返信用封筒

戸籍謄本を送ってもらうための『返信用封筒』を用意します

大切な個人情報を送ってもらうので、万が一のための補償がある簡易書留レターパックなどにしましょう

予め重量や書き留め料金も加味した分の切手を貼り、自分の住所を書いた状態にしておきます

現在の郵便料金はこちらで計算できます

⑤封筒に入れて郵送する

①~④を入れた封筒を郵送します

本人確認書類のコピーが入っているので、これも簡易書留レターパックが安心ですね

なかちゃんは、
・定額小為替は茶封筒に入れて
・切手の予備をチャック袋に入れたものを
・請求書と一緒にクリアファイルに挟み
・『角形2号(A4サイズの入る封筒)』に入れて簡易書留で送りました

発送後数日すると、郵送先の担当窓口から確認の電話が入ります

なかちゃん
なかちゃん

電話に出られる日時のメモを

同封しておくと安心っすよ

戸籍謄本等の使用目的や金額の確認や、過不足がある場合の対応方法なども教えてくれます

問題なければその後郵送の手続きに入り、数日後に返信用封筒が届きます

⑥戸籍謄本の内容を確認する

届いた戸籍謄本(附票の写し)の内容を確認し、記載されている母親の戸籍を見てみましょう

母親が父親と結婚する前の戸籍も載っているはずなので、今度はその市区町村から『母親の戸籍謄本』を取り寄せます

尚、自分の戸籍と母親の結婚前の戸籍が同じ市区町村であれば、自分の戸籍謄本を取り寄せる時に一緒に入手することができるので手間が省けます

2.母親以前の戸籍謄本を入手する

次に、母親の戸籍謄本を入手します

自力で行ける市区町村であれば窓口入手可能

郵送での入手方法は、前項の①~⑤と同じ

もちろん、自分と母親、祖母、曾祖母の戸籍が同じ市区町村だと分かっていれば、何度も出向く必要も、その都度郵送する必要もないので一気に入手することができます

その場合は『戸籍謄抄本等郵送請求書』の使用目的の欄に書いておくと伝わります

例)

母○○子、祖母○○子、曾祖母○○子など、母方を遡って入手できる範囲の全ての戸籍謄本をお願いします

この場合、何人分の料金が必要になるか分からないので、定額小為替を多めに同封しておくと安心です(あえて参考金額は明記しません)

不足している場合、不足分の定額小為替(切手料金不足の場合は切手)を追加購入して郵送しないとならないこと、また余った場合は定額小為替で返金してくれますが、払い戻しには手数料がかかる…と、どちらにしてもメリット・デメリットがあります

このようにして、母親以前の戸籍を順繰り入手していく作業を繰り返します

なかちゃん
なかちゃん

プロに頼むとこの“手間”が

高い料金になるんっすね

3.ラスボスを確認する

戸籍をどこまで遡れるかは人それぞれ

戦争で役場が焼失し、戸籍謄本の原本が残っていないとか、逆に失われずに江戸まで遡れるとか…市区町村によって事情も様々なようです

これも運命なんでしょう

「これより前の戸籍なし」

と回答があれば、そこが『ルーツ調査の終着点』となります

その最古の女子の先輩こそが【ラスボス】です!

ルーツ調査のその先

『ルーツ調査』とりわけ『生物としてのルーツ調査』はつまるところ、戸籍謄本を遡って最古の女子の先輩である【ラスボス】を探しあてる旅です

なかちゃん
なかちゃん

小林幸子バリの派手なラスボス
ではないだろうけど

ではこのあとどうするのか?

そうです
『ルーツを辿る旅』に出るのです

ではなぜ旅に出るのか?

それは『最強の開運行動』だからです

流行りのパワースポット巡りや御朱印集めが開運行動だと思われがちですが、自分の『根源、祖先、始祖』と繋がる事こそが、自分にとっての開運行動となります

そして何より「自分はどこから来たのか?」ということが解明され、納得感と安心感、家族親戚に対する感謝の気持ちが生まれます

この先生きていく上で、より自分のことを大切にできるのではないでしょうか

まとめ

いかがでしたでしょうか

ルーツ調査はとても地味で面倒で、手間のかかる作業です

プロに代理人として調査してもらえば、お金はかかるけどもう少し楽に知ることはできるし、自分のルーツなんて知る必要ない、という人にとっては全く興味のないことですよね

なかちゃん
なかちゃん

知らなくても生きていけます(笑

でも、親が他界すれば嫌でも相続という現実を突きつけられます

その時必要な手続きだけして終了~でもいいのですが、他の人にはない自分だけのルーツを知ることで、新たな発見もあるかもしれません

ここまでをまとめます

ルーツとは『根源、祖先、始祖』

生物としての自分のルーツ調査
【母方】を辿るのが本筋

自分の戸籍謄本は、マルチコピー機、窓口、郵送で入手

母親以前の戸籍謄本は、窓口、郵送で入手

最古の戸籍謄本は、ルーツ調査の終着点

最古の女子の先輩が【ラスボス】

『ルーツを辿る旅』『最強の開運行動』

ここまでご覧いただきありがとうございました

【ラスボス】に遭うための
なかちゃんの『ルーツを辿る旅』の模様は
次回お届けします

<後編>でお会いしましょう!

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