後悔しない生き方と今やるべきこと~ある事故からの学び~

少し前のことですが、突然目の前で人が倒れ、意識を失う場面に遭遇しました。

そこから得た気づきによって改めて考えた【後悔しない生き方】、そして【今やるべきこと】についてここでシェアしたいと思います。

新たな年を迎えるこの時期、この記事をご覧になったみなさんも何かを考えるきっかけとなり、よりよい一年を迎えていただけたら幸いです。

ひとのからだのはかなさ

とある列車に乗っていた時のことです。窓側に座っていたわたしは、音楽を聴きながらぼんやり外の景色を見ていました。

突然バタン!と大きな音がして通路の方を見ると、人が倒れていました。あまりに突然過ぎて、思考停止状態が2~3秒。その間、その人は目を見開いたままピクリともしません。倒れた身体の状態から、素人のわたしでも(これはまずい!)と気づきました。

近くにいた人が「大丈夫ですか?聞こえますか?」と何度も声をかけましたが、まったく反応はありません。わたしもすぐに前方に声をかけたところ、一番前の座席の人が非常用ボタンを押してくれました。車掌さんが到着するまで数分かかりましたが、その間倒れた人はまったく動きませんでした。

(こんなことになるなんて…)

恐らく、倒れた本人が一番思っていたことでしょう。一瞬で、こんなにも簡単に、ひとのからだは動かなくなるんですね。

なんとはかないものなのでしょう…

気づき

わたしは常日頃「後悔しない生き方」を考え、今やるべきこと、やりたいことを考え、行動してきました。

でもどこかで明日は当たり前に訪れ、今日と同じように生活し、同じように眠るものだと思っていたのかもしれません。

だからこそ、あの事故を【見せられた】のだということに気づきました。

本当の意味で【後悔しない生き方】ということはどういうことなのか、そしてそのために【今、どうすべきか?】ということを、改めて考えるきっかけになったんです。

その後、倒れた人がどうなったのかはわかりません。でも少なくともわたしの目には、これまで通りの生活を送ることは難しい状態のように映りました。

きっとあのあと、予定もあったでしょう。誰かと約束していたかもしれません。楽しみにしていたライヴや、恋人との未来があったのかもしれない…そんな想像をすると、いたたまれない気持ちになります。

それと同時に「じぶんごと」として考えたとき、とても怖くなりました。

  • 家族はすぐに対応できる?
  • 来週入っている仕事はどうなる?
  • 入院した場合の荷物は誰が準備する?
  • 二度と家に戻れなかったら?

常日頃考えていたつもりなのに、具体的にイメージして行動していませんでした。

みなさんはどうでしょうか?

後悔しない生き方とは

では、そもそも【後悔しない生き方】とはどんな生き方なんでしょう。

自分の気持ちを知る

人生の選択をするとき、つい周りの期待や家族としての役割、それに「普通はこうだから」という常識に流されてしまいがちです。そうなると、あとになって「本当は違ったのに…」という後悔につながります。

  • 好き/嫌い
  • やってみたい/やりたくない
  • 今は無理だけど、こころが動く

こういう感情を無視せず、

「自分はどう思っているのか?」

という「自分の気持ち」を土台にすることが大切です。

完璧な選択を求めすぎない

どんな選択をしても、100%正解ということはありません。後悔の正体は(別の道の方がよかったかも…)という「想像」であることが多いので、選んだあとは

その選択を自分で「正解」にしていく姿勢

が一番大切です。

振り返った時、これでよかったと思えるかどうかは、自分次第ですから。

「やりたい」を行動に移す

よく聞く言葉に「やらない後悔よりやった後悔」という言葉があります。

やらなかった後悔は、やった後悔よりも長く残りやすいそうです。なので、小さな行動で構わないので「やりたい」と思ったことは行動に移してみましょう。

  • 興味のあることを少し調べてみる
  • 1回だけ挑戦してみる

小さな一歩(スモールステップ)

これが、すべての始まりかもしれません。

自分を責めすぎない

真面目で優しい人ほど、後悔が強くなる傾向があるそうです。でも、

そのときの自分は
そのときなりに一生懸命だった

こんな風に自分を認め、労わってあげましょう。そうすれば後悔は「失敗」じゃなく「経験」に変わり、次のステップに進む力となります。

「どう生きたいか」を時々考える

答えを出す必要はありません。たとえば

  • どんな人でいたいか
  • 何を大切にしたいか

日々の暮らしに流されがちですが、これらを忘れずにいるだけで、人生を軌道修正することができます。

後悔のない生き方とは

後悔のない生き方は
後悔が「ゼロ」の生き方ではありません。

「立ち止まっても、また歩ける」
その繰り返しが【後悔のない生き方】に繋がるのではないでしょうか。

今やるべきこと

では実際に【今やるべきこと】はどのようなことがあるのか、ピックアップしてみました。

「整理」

整理するものに、物と人間関係があります。

まずは物の「整理」です。さきほど挙げた『小さな一歩(スモールステップ)』で進めます。

  • 使っていない物を「手放す」
  • 大事な物、思い出の物を「残す」

これに加えて、事故から学んだ『入院したときの荷物をまとめておく』作業もしようと思います。整理するときに、もう一つカテゴリーとして加えておくとスムーズでしょう。

そして次に、人間関係の「整理」です。

  • 緊急連絡先の情報を整理する
  • 繋がっている知人友人を整理する

例えば「入院した際に家族から連絡してもらう人はこの人たち」など、関わる頻度や度合いによって整理しておくと安心です。特に仕事がらみの人は急を要するので重要です。

ちなみに「年賀状じまい」は、10年近く前に済ませました。まだ高齢者もやっていないような時代だったので驚かせてしまったようですが…

少しでも家族の手間を減らすためにも、自分にしかできない「整理」は、できるときにしておきましょう。

「把握」

把握しておきたいものの代表は、何といっても『お金に関わる情報』です。

  • 銀行口座・保険・年金の情報をまとめる
  • クレジットカードを見直す
  • サブスク契約を洗い出す

いざという時、家族に対応してもらわなければならないかもしれません。印鑑や契約書、年金手帳の保管場所、パスワードなど、ある程度家族がわかるようにしておくことも必要です。

ついでに、使っていないカードや無駄に支払っているサブスクがないかも見直したいですね。

「意思表示」

もしもの時、自分はどうしたいかの「意思表示」が必要になります。

  • 延命治療の要不要(胃ろうなど内容を具体的に)
  • 意思表示ができない時、誰に決めてほしいか
  • 介護が必要になったらどうしたいか

あの事故をきっかけに、伝える「手段」も改めて考えるようになりました。

かなり前に家族には口頭で伝えてはいたけれど、とっくに忘れているかもしれません。意識のない状態になったわたしに確認することはできないのですから、きっと困ってしまうでしょう。

「口頭」だけでなく「文字」として残すことで、家族だけでなく、だれが見ても判断がつく根拠(エビデンス)となります。

「記録&更新」

上記の内容をまとめるためにも『エンディングノート』を作ることをお勧めします。

わたしは「もしもノート」という名前のものですが、5年以上前にすでに作成済みです。
ただ、内容の変更や気持ちの変化も含めて、不定期ですが見直しもしています。

  • 自分の基本情報
  • 家族の連絡先
  • お金関連情報(見える化した内容)
  • マイナンバーカードの所在
  • 医療・介護の希望
  • 葬儀やお墓に対する考え
  • 家族へのメッセージ
  • 登録サイトやID・パスワード

最後の「登録サイト」について補足ですが
『単語カード』の活用をお勧めします。

カードのオモテには登録サイト名、ウラにはIDとパスワードを記載します。五十音順に並べれば探すのも容易だし、追加があれば間に挟むこともできます。もちろん不要になれば処分し、足りなくなれば追加購入できます。

ノートには単語カードの「所在」だけ記載するようにすれば、書き直すことも書ききれずに溢れることもありません。

日常的には、スマホに保存してコピペしている人も多いと思いますが、自分が倒れた場合そのスマホを操作することもできません。やはり最後の砦は『紙』になると思います。

余談ですが、わたしは『遺影』も作成済みです。もしもノートと一緒に、写真とデータの両方を保管しています。5年ごとに撮影予定で、どれを使ってほしいかもノートに記載します(一番若いのを使うのは詐欺かもしれないけど…)

自分の情報と歴史は、人任せにせず、自分の望むカタチで残したいですね。

<注意>
紙もデータも、保管は厳重にしましょう!

「考える」

これからのことを「考える」
実はこれが、一番大切なんだと思います。

  • 残りの人生でやりたいことは?
  • もう我慢しなくていいことは?
  • どんな自分でいたい?

これらを実現するためには、自分と向き合う時間が必要です。そしてそのベースとして『からだが健康である』ということも大切な要素です。

駅の階段を下りるとき、ふと怖くなることがあります。(今うしろから押されて倒れたらどうなる?)(足を踏み外したら、前の人たちは?)と…

ケガをしたり、させたりした場合も、思い描いていた未来を実現するのは難しくなるでしょう。

だから、小さな段差や信号待ちの交差点など、ちょっとした場面でもある程度の危険予知をして、からだの健康も意識しながら過ごすことが大切なのではないでしょうか。

考えるきっかけをもらったあの方に感謝し、学びとしてみなさんとシェアしていくことも、事故を【見せられた】わたしに今、できることなのだと思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
あの事故から得た気づきによって、改めて考えた【後悔しない生き方】そして【今やるべきこと】についてお伝えしました。

当時はかなりショックで動揺していましたが、落ち着いてきたためここに書き残しておくことにしました。プライバシーの観点から事故当時の詳細な情報は載せていませんが、これは誰にでも起こりうることだということは伝わったのではないでしょうか。

せっかくなので、年末の大掃除の際、ちょっとだけ意識して片づけをしてみてみませんか?完璧でなくてもいいので、少しずつ…何か気づきがあるかもしれません。

では、また来年もここでみなさんと繋がれることを楽しみにしています。

よいお年をお迎えください!